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塚原古墳群(つかっぱらこふんぐん)は、東京都多摩市和田にある、古墳時代後期(6世紀中頃から7世紀中頃)の古墳群である。多くの副葬品が出土している。 == 概要 == 古墳時代後期の古墳群で、現在10基の古墳が確認されている。現在、1号墳以外は墳丘は残っておらず、調査は石室、周溝の発掘調査となっている。埋葬者は不明である。 全てが横穴式石室による円墳と推測されるが、石室が確認されているのは4号墳、5号墳、6号墳、9号墳の4基のみである。その全てが地面を掘り下げて川原石を積み上げて造られた石室である。 発掘調査時には既に畑として利用されていたため、石室の石などは取り除かれていた箇所も見られた。 江戸時代後期の『新編武蔵風土記稿』には「古墳が元禄の頃には40~50基あったが、14、5基に減少した」とされている。周辺はほとんどが未調査の区域であるため、今後の調査で古墳数はさらに増えると考えられている。しかし、この地区は現在住宅が多く建てられており、今後の調査には影響が出ると思われる。 周辺には稲荷塚古墳、臼井塚古墳、庚申塚古墳、大栗川対岸には中和田横穴墓群や日野市万蔵院台古墳群があるが、古墳以外に古墳時代の住居跡や土器なども多数検出されている。都内でも有数の古墳群の1つである。 多摩センター駅にあるパルテノン多摩の歴史ミュージアムでは塚原古墳群のパネルによる紹介と、主に5号墳から出土した実物の鉄鏃、刀子、金環、須恵器、土師器や大刀の復元モデルなどが展示されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「塚原古墳群 (多摩市)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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